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 iPadが発表され、いろいろなメディアやブログで紹介されています。
ハードウエア的には目立ったところがないため、多くの人に取ってあまり目新しさがなく、残念に思った人も多かったように感じます。

 私がiPadに期待するところは、タブレット型デバイス向けの、新しいユーザインタフェースです。
 うちには、富士通製のWindowsXPのピュアタブレット(キーボードが無くペンだけで操作するタイプ)があります。
ちょっと重いのですが概ね便利で、布団や居間でネットをするときに使っています。

 しかし、普通のWindowsアプリケーションは、マウスでの操作を前提にしているので、余り使いやすくありません。
普通は、Firefoxを起動しっぱなしにしているのですが、いくつかアドオンを入れて、さらに自作のアドオンも使っています。

 iPhoneが成功した一つの要因に、OSXのユーザインタフェースを引き継がずに、小さいタッチパネルディスプレイ用にユーザインタフェースを設計したことがあると思います。
入力方法も画面サイズも違うデバイスですから、PC用とは異なったユーザインタフェースが必要になります。

 同じようにタブレットサイズのユーザインタフェースは、iPhoneとも、デスクトップとも違うものが要求されます。

 アップルのPRビデオを見ていると、ドロップダウン式のメニューや、左右の2ペインなど、iPhoneでは見たことのなかったUI部品が使われていることが分かります。
 実際に指で画面を触るUIを多くのiPhoneユーザが体験し、デベロッパーもそれに慣れています。その上で画面の大きなiPadが出て、ユーザもデベロッパーもそれについて行くという流れができています。

 iPadは、大衆向けの製品としては、初めてタブレットサイズに最適化されたUIを持った製品だと言えます。

 MSは、数年前からTabletPCをリリースしていますが、これはノートパソコンにタッチパネルをくっつけただけのものでした。
多くの人が自由に扱えるパソコンに必要だったのは、タッチパネルだけではなく、それに最適化された新しいUIだったのだと思います。

 ビルゲイツは、1990年に”Information at your fingertips“というコンセプトを掲げました。私はこのコンセプトにとても感銘を受け、いまでも好きな言葉の一つです。
 しかし、このコンセプトに見合う製品は、その後MSからリリースされてきませんでした。MSは過去の資産から抜け出せず、せいぜい”Computing at your fingertips”止まりだったと思います。

 iPhoneが出たときに、”Information at your fingertips”といえる初めての製品が出た。それもアップルから!と感動しましたが、iPadは扱えるInformationをさらに大きく広げ、一般的なWebや動画も十分に鑑賞できるようになっています。

 iPhone向けのUI部品では、iPadの画面は大きすぎます。そのため、多くのデベロッパーは、iPad向けに画面の再設計を行うことになると思います。
 その時に多くのアプリケーションが、「情報を直接、指で扱う」感覚を持ち、それを多くの一般ユーザがリビングで操作する、そんな世界が広がるのが非常に楽しみです。

p.s
 iPadが出るときに期待された点の一つに、マルチタスクがあります。

 Google携帯こと、Androidではマルチタスクがサポートされ、アプリケーションの中で辞書を引いたり、常駐するアプリケーションが、アラートを鳴らしたりと、iPhoneでは出来なかった多くのことができるようになっています。

 その代わり、ユーザはアプリケーションが使うメモリ量やバッテリに気を遣う必要が出て、さらにアプリケーションがクラッシュした際の原因究明が非常に困難になります。
 多くのユーザはメインメモリと、ハードディスク容量の区別が付きません。そんな中、同時にアプリケーションを起動するとアプリが落ちる、などということを理解させるのは困難です。

 またウイルスやスパイウエアが発生する可能性が高くなり、アンチウイルス的な仕組みが必要になってくる可能性もあります。

 Windowsの様に使っているとよく分からないけど重くなる、アンチウイルスは必須、とならない為に、マルチタスクのサポートはこの先も行われることはないと思います。

 個人的には、マルチタスクは欲しいですが、自分の両親にiPadを持たせることを考えると、マルチタスクと引き替えに、メンテナンスの必要性が少なくなるのは大歓迎です。

p.s – 2
 iPad用の鞄をどうするか激しく迷い中。
MacbookPro用に使ってる、MEGALOPOLISじゃでかいしなぁ。
SAMには入らないし、今持ってる、Tumiのバッグには入るかなぁー。
PEOPLES DELITEを買おうかなぁー。
 iPad用じゃないけど、MEGALOPOLIS A1欲しいなぁー。

5 Responses to “iPadの新規性はタブレットサイズのユーザインタフェース”

  1. masuidrive

    Surfaceは実物も見たんですが、ユーザインタフェースもデモ用の枠を出ない感じでした。
    あれももうちょっと詰めていって欲しいと思うんですが、Windowsなど既存のMSとどこで接点を持たせるかが難しいですよね。

  2. ogijun

    DELITEでもまだでかいので(あれは13inchがちょうどいい)、考え方を全く変えないとダメだなあと思ってます。
    トートバッグに入れたらかわいくないかな。

  3. masuidrive

    DELITEも持ってたので分かるんだけどねー<サイズ感
    Widescreenも持ってるんだけど、Widescreen 2010もいいなぁ。
    でも絶対に中身と合わないよなぁ・・・
    Boblbeeはあきらめるか・・・

    もしくは、Yodaでも良いかなぁとw

  4. Rintaro Masuda

    追記ですが、Windows Phoneとの連携の可能性は結構探っているようなんですね。
    http://www.youtube.com/watch?v=629hDCC4x-4
    しかしこのシナリオで起こせるイノベーションも、あっさりiPad+iPhoneの組み合わせで持っていかれてしまうのかな、というのが正直なところですが。

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