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トレタ アドベントカレンダー 2016土曜日担当の増井です。

今日はITとは関係ないDIYの話です。

今の家に引っ越して2年。荷物も増えてきて「服を掛けるところがない・・・」という状態になってきました。

2畳ぐらいのクローゼットはあるのですが、二人暮らしでは全然足りません。このクローゼットの前の部分がデッドスペースになっていうので、ハンガーラックを置こうと思ったのですが、ちょっと狭くて奥には難しそうです。

壁に直接ハンガー掛けをつければ行けそうなのですが、我が家は賃貸なので壁に釘は打てません。

初めは2×4材でフレームを作って・・・とか結構大掛かりなことを考えていたんですが、今は「ディアウォール」っていう便利なものがあるんですね。びっくり。

これを使うと突っ張り棒の要領で家のどこにでも2×4材の柱を設置することができます。

ということで、ディアウォールと2×4材を使って、なるべく手軽に、壁に穴を開けずにハンガー掛けを作ることにしました。

必要な道具

  • メジャー (天井高を測れるもの)
  • 電動ドライバー
  • ガムテープ

サイズ決め

まずは、作るハンガー掛けのサイズを決める必要があります。
一番大事なのは天井高です。ここはメジャーで測ってください。
あとは横幅です。これを壁を見て決めます。でもかける重さや使い勝手を考えて1m以下ぐらいで柱を設置した方が良さそうです。
我が家は図のように、1.5mの壁に柱を三本立てる事にしました。

  

部材発注

次に部材を注文します。ホームセンターなどが近くにある場合はそちらでも買えますが、私は車も持っていないので全て通販で済ませました。

まずは柱となる2×4材の発注です。これはIPC DIY-LABさんで木材のカットとディアウォールのセットで販売しているのでここで注文しました。

このセットで頼むと5mmのスペーサーがおまけでついてきます。ディアウォールで検索すると天井高から45mm引くのか40mm引くのかという話が出てきます。

ディアウォール公式では、天井高から45mm引いた2×4材を用意するようにと指示があるのですが、それでは緩いから40mmの方が良かった、という意見があるようです。

ここで頼めば、-45mmでカットを注文しておき、緩ければスペーサーを入れるという方法が使えます。

我が家の天井は2200mmだったので、2200mm – 45mm = 2155mmでカットしてもらうように三本注文しました。

ハンガーパイプ

続いてハンガーパイプを選びます。これは一般的な直径25mmのステンレスパイプにしました。上の図版のようにうちでは左側にコートをかけるために一本、右側にはシャツなどをかけるために上下で日本のパイプを入れる事にしました。

1500mm幅を二つに割るので、ちょっと長めに770mmにカットしたパイプを三本注文しました。でも750mmで十分だったかなと思っています。

あとはパイプのキャップを6個注文します。抜け防止のピンが付いたものもありますが、うちでは安いゴム製のキャップでもパイプが抜けるような事態は起こっていません。

ブラケット

最後に、ハンガーブラケットです。これは後で高さなどを買えられるように直付けではなくレールにつけられるものにします。調べてみると「ロイヤル」というメーカーのものが信頼性が高いようだったのでそれを選びました。

調整幅を大きくするために1200mmのレールを3本注文しました。楽天のノナカ金物店さんで注文するとおまけでネジがつくので30mmのものを選択しました。

ブラケットは家のハンガーの幅を測って250mmの物にしました。一般的な家庭であれば250mmがベストだと思います。

お店 部材 単価 個数 合計
ノナカ金物店 ロイヤル ASF-1 チャンネルサポート クローム 1200mm 617 3 1,851
ロイヤル ハンガーブラケット 25mm 外々用 クローム 呼び名250 591 6 3,546
ロイヤル 25mmΦ ゴム製のソフトキャップ 140 6 840
消費税 495
送料 599
友安製作所 25mmΦステンレスパイプ(770mm) 1,210 3 3,630
送料 880
IPC DIY LAB 2×4材(2155mmにカット) + ディアウォールセット 2,160 3 6,480
送料 1,250

合計は、20,186円でした。

上記の個数や値段は参考数値です。
個数やカット長は皆様の環境に合わせて指定してください。

組み立て

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注文してから大体1週間程度で部材が全部届きます。組み立ては一人で大体1-2時間でできると思います。一番面倒なのは開封作業です。

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まずは2×4材にレールを取り付けます。木材を三本並べて位置決めを行います。木材の両端はディアウォールの中に入ってしまうので10-15cmぐらい開け、ガイドとしてガムテームを貼ります。私はディアウォールのスペーサーがちょうどいい長さだったのでそれを使って位置決めしました。

このガイドに合わせてレールを置いてガムテープで固定します。ネジ穴を隠さないように2〜3箇所とめておきます。

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三本とも固定したら電動ドライバーを使って、レールをネジで固定します。2本ぐらいネジを止めたらガイドにしていたガムテープを剥がして、残りのネジを止めます。

設置

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あとは2×4材の上下にディアウォールを履かせて壁に設置します。うちではディアウォール付属のスペーサーとおまけのスペーサーの両方使ってちょうどいいぐらいのテンションになりました。

柱の位置や間隔はパイプなどを使って、なんとく決定します。

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最後にレールにブラケットをつけてパイプを通せば完成です。

完成

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出来上がったら服を掛けましょう。ちょうどいいタイミングでクリーニング屋さんに預けていた冬物が戻ってきました。そしたらあっという間にいっぱいに。

奥のクローゼットに行くのはちょっと狭いですが、私がよく使う服は手間に掛かっているので奥に行くことはほとんどないので問題なし!

すでに一ヶ月この状態で使っていますが、柱が緩んだりすることもなく快適に使えています。
これが案外うまくいったので、次は玄関にシューズラックも作ってみたいなと思っています。

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 もうちょっとで新しいMacBook 12″が出ますよね。軽いのにRetinaですごく良さそうなのですが、CPUが非力なのが気になります。

 私はサーバサイドの開発がメインで開発環境の構築にはvagrantを使っています。vagrantはメモリもCPUも食うのでMacbookではちょっと厳しそう。特にテストの実行は数十分待たされそうな予感もあり、メインの開発には力不足です。

 別にvagrantの実行はローカルホストで行う必要はないので、aws providerを使ってEC2上で動かしてみたりしたのですが、ネットワークやインスタンスコストの問題で常用は躊躇していました。

 検索していくと、本家のIssuesでもvagrantをリモート実行する議論が行われていました。そこで紹介されているプラグインを試してましたが用途とは合いませんでしたし、バージョンアップの多いvagrantで使い続けられるか心配でした。

 でもよく考えれば用途さえ限定すれば、リモート実行は難しい事じゃなのではないかと思い自分でvagrant-remoteコマンドを実装してみました。

https://github.com/masuidrive/vagrant-remote

 まだ未完成のコマンドですが、とりあえず公開する事にしました。自分でもまだ使っていないので自己責任でお願いします。

 Vagrantfileと同じディレクトリに下記の様な.vagrant-nodeファイルを置き、リモート実行するホストを指定します。あと同時にテンポラリディレクトリを指定します。

# .vagrant-remote
export REMOTE_NODE="user1@10.0.1.9"  # ユーザ名は省略できます
export REMOTE_PATH="/Users/masuidrive/tmp" # 指定しなくてもOK

 リモート実行するノードはLinuxかOSXでvagrantをインストールしておいてください。OSXでのみテストしているので、Linuxで動かなかったらPull Requestをお待ちしてますw。

Vagrantfileも一カ所だけ変更の必要があります。homeディレクトリをマウントしている部分を下記の様に変更してください。

config.vm.synced_folder ".", "/vagrant"
↓
config.vm.synced_folder (ENV['MOUNT'] || "."), "/vagrant"

 これで、vagrant-remote upをすると、リモートノードにsshしてNFSでローカルフォルダをマウントしてvagrant upを実行します。

 vagrant-remote sshでsshはできますが、今のところポートフォワーディングは行いません。そのうちやるかも。

vagrant-remote-up

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 ここ数年、Javascript界隈でフレームワーク戦争が勃発してきました。クライアント開発の規模も年々大きくなり、jQueryだけでは複雑な画面遷移などを管理しきれなくなってきたのが原因だと思います。

 私も昨年までAngularとbackboneを試しましたが、サーバサイドをMVCにしているのに、クライアントでもMVCを作るMVCの2階建ては、やり過ぎなのではないかと思っていました。フレームワークそのもの覚えるまでにも一苦労というのも面倒に感じました。

2014年、海外でブームに火が付いたReact.js

 そんな中、2014年の後半からFacebook発のReact.jsの採用事例が聞こえてくるようになりました。AirBnBや米Yahoo! Mailなど大手がReact.jsを積極的に採用し出したので気になり、年末年始を使って色々調べてみることにしました。

Rails以来の衝撃

 色々試していくうちにReact.jsは劇的にラクな事に気がつきました。そして既存のJSフレームワークより遙かに分かりやすい。初めてRailsを見たときと同じぐらいの衝撃がありました。

 React.jsを一言でいうと「プログラムをAjax以前の構造に戻す」ことにあると思います。今までのフレームワークなどとパラダイムが大きく違うためちょっと理解するのに時間がかかりました。

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 うちの掃除は基本的に毎日はないさんがやってくれます。

 ルンバは、床に大きなゴミがあったり、コードが這っていると食ってしまうので、事前に部屋をRoomba friendlyにしておく必要があるんだけど、それさえやっておけば、ほとんど掃除機をかける必要がないので凄くラクになります。

 とはいえキッチンとかは、徐々にヨゴレが残っていき、雑巾がけをする必要はあります。

 めんどいし、腰がやられそうなので、どうしようかなーと思っていたところ、ルンバの会社から雑巾がけのロボットもリリースされてたので買ってみました。「ブラーバ 380t」だから「みやおさん」って呼んでます。

 エンジニアとしては、自動化できるところは積極的に自動化して、イテレーションを回すのが大事だと思うし。 Read more »

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 なんか会社のチャットネタが続きますが、先月、会社のチャットでマクドナルドの衰退と吉野家のリンクから最適化の話しになり、「もしトレタが最適化しすぎると、どういう風に発展の妨げになるんでしょう」って話しが出てちょっと面白かったのでブログにまとめて見ることにしました。

 私がアプリ開発で一番怖いと思うのは、既存ユーザへの最適化です。

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 トレタで使っている、チャットで勤怠管理する「みやもとさん」をオープンソースでリリースしました。

https://github.com/masuidrive/miyamoto

 Slackの#timesheetsという部屋で、「おはようございます」と書き込みと出勤が記録され、「お疲れまでした」と書き込むことで退勤となります。「明日はお休みさせて頂きます」と書き込むと、休暇の届け出になります。

demo1

 チャットで勤怠管理する最大のメリットは、オフィスに居なくても誰がいつ出勤・退勤したのか全員が分かることにあります。出退勤管理アプリは色々出ていますが、営業で直行直帰する人や、リモートワーカーなどは、帰った時間がリアルタイムでわかりにくいという欠点があります。

 「みやもとさん」では、チャットでやりとりする事でみんなの見える形で出退勤が記録され「あ、帰る前にあれも!」など、ありがちなコミュニケーションがスムーズに行えるようになります。

 出退勤のあいさつの判定はかなり幅を持たせているので、みんなが色々なあいさつを試して遊んでいますし、みやもとさんの返事のメッセージも色々変な答えをするようにして、人間味を出すようにしています。

 このスクリプトは、Google Apps Script(Javascript)で動いていますので、一人だけGoogleアカウントを持っていれば、サーバを借りることなく無料で運用できます。

 設置方法などは、https://github.com/masuidrive/miyamoto を参照してください。現在はSlack用ですが、アダプタを書くことで他のチャットにも多分対応できます。

 トレタのチャットの活用法については、弊社中村の記事も合わせてご覧下さい。

なぜチャットで勤怠管理なのか

 トレタでは、情報ハブ的なツールとして全社でSlackを導入しています。

 もともと、別のチャットを使っていたのですが、スマホ版を含めたUIと、さまざまなツールとの連携が容易に行えるということで、夏に移行しました。最大の問題は英語のUIですが、思ったより抵抗感なく移行することができました。

 Slackへ移行後は、辛口の人工無能「高橋」を作り、走らせて遊んでいました。

高橋

 これはこれで社内で大ウケだったのですが、無意味なbotではなくトレタらしいChatOpsを作りたいなと思っていました。

 社内システムには多くの課題があるのですが、その一つに勤怠管理がありました。営業の人が直行直帰したり、エンジニアが在宅業務するので、リモートで管理できる必要があります。 いくつかのiOSアプリなどを試したのですが、出勤退勤を押し忘れたり、修正には上司のアカウントが必要だったりと手間がかかり、なかなか定着しませんでした。

 どこに居ても全社員必ずチャットは毎日使うため、チャットで「おはようございます」と書き込むと出勤扱いにすれば良いのではないかと思い、hubotで早速作り始めました。

 とりあえず、動くモノはすぐできたのですが、日数の集計などを考えると管理側を作るのが、かなり面倒です。

 そこで、データはGoogle Spreadsheetに書き出す様にしてみました。そうしているうちに、Google Apps ScriptでWebサーバを書き、SlackのWebhooksで通信すれば別途サーバを用意する必要がないことに気がつき、Google Apps Scriptで書き直しました。

Twitter これで9月から社内で勤怠管理として1ヶ月ぐらいつかっていますが、右の様に社内でも評判のツールとなっています。返答は顔文字を使ってユルい感じで返すようにすることで、みんな親しみを持ってくれています。

 現在はSlack用として動いていますが、API部分は分離してあるので、他のチャットでもWebhooks的なモノがあれば、簡単に移植することができます。もし他のチャットに移植してくれる人がいたら非常にうれしいです。

 今後の開発としては、月次の出勤日数や有給の管理、休み時間の登録などを予定しています。コレがないと社内的に困るので。

トレタ社内ツール

 トレタでは、「みやもとさん」以外にも、日々の統計処理などでGoogle Apps Scriptを利用しています。社内で使うツールはGoogle Apps ScriptとSpreadsheetの組み合わせがかなり便利です。各種データはBigQueryに入れており、統計情報はここから取り出す事で、管理画面を作り込むことなく柔軟にデータをみることができるようになっています。

 このようなツール以外にも、社内の文化をシステム方面からも構築していくため、日報システムを始め、色々なツールを内製しています。

 こんな環境で、アプリを作ってみたい方をトレタでは探しています。興味のある方は、まずはランチでも食べにきてみませんか? → ランチ申し込み

 トレタはITと少し離れた分野にITを届けて、働いている人にもお客さんにも幸せになってもらうシステムを作っています。そのためには社内のシステムも気持ちよく使えるモノをと考えています。

 この「みやもとさん」が多くの場所で使ってもらえ、すこしでも便利だなと思って頂けたら幸いです。

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 4/1のスクー増井雄一郎の「wri.pe」を事例に学ぶ、自作サービスの作り方〜サービスデザイン編に参加頂いた方々ありがとうございましたー。

 次回は4/8 21:00〜、もっと技術的な話しをする予定です。こちらも引き続きよろしくお願いします。

 wri.peのソースコードを公開したので、先にこちらも見ておいて貰えると、より分かりやすいかも知れません。

 人前での講演は多いのですがカメラの前で話した事はほとんどないため、結構緊張しました。後日公開されるビデオは自分では見たくないな・・・w

 デザインがらみで一つ紹介し忘れたのですが、色を決めるときはCOLOURloversを使っています。

 質問をいろいろ頂いたのに授業内で答えられなかったものもあったので、ブログでお答えしたいと思います。 Read more »

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wri.pe schooで授業もやるし、まぁ隠しておく意味もないかなーと思ってので、wri.peのソースを公開する事にしました。

https://github.com/masuidrive/open-wripe

 全部公開しているので、キーを適切にセットすれば自分で動かす事ができます

 元々、公開するつもりでは無かったので、ソースは読みやすくはなっていません(汗

 pull-requestを貰えれば取り込みなども行いますので、興味のある方は直接投げてもらうか、Twitter/Facebookなどで声をかけてください。

 4/1からwri.peの作り方を解説する授業を4週間schooで行いますので、興味のある方は聞いて頂けるとうれしいです。

増井雄一郎の「wri.pe」を事例に学ぶ、自作サービスの作り方〜サービスデザイン編 増井 雄一郎 先生 – 無料動画学習|schoo(スクー)


Webサービスのつくり方

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(おだんみつは付いてきません 提供:geechs)

 昨年末にトレタをリリースして以来、ユーザが順調に伸び、エンジニアが二人ではどうにも困ってきたので、サーバサイドのRails、クライアントのiOSエンジニア、それぞれ1名ずつ一緒に働いてくれる人を探しています。

 業務内容としては、トレタの開発、運用全般になります。iOS側はプロダクトオーナーの中村やUXデザイナーと一緒にクライアントアプリの設計・開発、Rails側はサービス全体の設計・開発から運用までを行います。

 Railsは私とAutoPagerize作者の沢田がいるので、教えながらもできるのですが、現在iOSエンジニアは社内にはいないので、結構一人でがんばれる人にお願いをしたいです。

 いきなり面接!っていうのも堅苦しいので、軽くでも興味のある方は、豚カツか豚しゃぶでも一緒に食べませんか?

 勤務地は目黒で、各種条件や開始時期などは結構柔軟に相談に乗ります。

 masuidrive@toreta.inにメールか、FBで友達申請してメッセージで、「豚が食べたい」とメッセージをください。GitHubやソーシャルアカウント、自分で作った何かも一緒に貰えるとうれしいです。

 とりあえず、「腹減ったから豚でも食べよう」と思っているRails/iOSエンジニアからの気軽な応募をお待ちしています。

Posted filed under wripe.

 オンライン講座のschooで、4/1から4週にわたってwri.peを題材に「個人サービスをどうやって作るか」という話しをします。

 コードの話しだけでなく、サービス設計や運用、広報も含め、個人サービスをどうやって作るのかを解説します。

 無料ですので、興味のある方はここから登録してください。よろしくお願いしまーす。

増井雄一郎の「wri.pe」を事例に学ぶ、自作サービスの作り方〜サービスデザイン編