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●<SNS> フリーの夢の終焉、米国のNingがフリービジネスを放棄し社員を7割削減
(略)
 米国のフリーSNSで有名なNingが、フリー開発を放棄し、社員を4割削減します。
 オープンソースの夢はSNSに関して米国では終焉しました。
<SNS> フリーの夢の終焉、米国のNingがフリービジネスを放棄し社員を7割削減: SNS,ソーシャルネットワーキング.jp

 フリーのサイト=オープンソースじゃありません。なかなかこの誤認識は止まらないなぁ。

 Ningはソースコードが公開されていないので、オープンソースではありません。ただの無料のサイトです。
この二つの違いは非常に大きなモノです。

 むしろ、オープンソース化されていれば、企業の業績によって「無料版」が廃止されユーザが混乱するという事態には、ならなかったはずです。オープンソースのSNSである、OpenPNEでは、こういう事はありえません。

 企業経営の常識は「倒産しない事」かもしれませんが、アプリケーションの継続的な提供という観点に立てば、オープンソース化はそれを超えるモノです。

 企業が倒産しても、オープンソースのアプリは生き続けます。私がOSSをすばらしいと思う大きな理由はここです。

 Netscapeがブラウザの一時代を築いたのにMSに押され、開発継続が危なくなったのに。オープンソース化することで、Netscape社がブラウザの開発を行わなくなった後も、Firefoxという形でアプリケーションが提供され続けているのは、そのためです。

 なんか、よく見る話になっちゃってるんですが、やっぱりどうしても気になったので書きました。