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 「PukiWiki の開発プロジェクトの再建案 – Sarabande.jp」を読み、プロジェクトの発起人としてちょっと書いてみることにしました。

 私もPukiWikiプロジェクトが止まっている事は前から認識をしており、どきどき他の方からも相談を受けていました。

 未だに多くのユーザもいますし、強力な代替がないのでPukiWikiの再出発を願う人も多くいるとおもいます。しかし、私ももう8年ぐらいPHPでコードも書いていなく、私自身はPukiWikiに手を入れるモチベーションが出てきませんでした。

 このPukiWikiの問題は二つの側面があります。

 PukiWikiというアプリの停滞と、PukiWikiプロジェクトの崩壊です。

 前者は最近のPHPでは動かないという現実的で致命的な問題があります。またスパムに耐性がなくロボットに広告などの書き込みを許してしまうという運用上の問題もあります。いまPukiWikiを改善するのであればこの二点からになると思います。

 しかしそれ以上に問題なのは、プロジェクトの崩壊です。先の技術的な問題は数人の手があれば、比較的短時間で修正できるとおもいます。しかし、それを継続的に行っていくにはプロジェクトとしての体制が必要不可欠です。地区にいま必要なのはプロジェクトを引っ張っていくリーダーです。

 PukiWikiはユーザや開発者もまだたくさんいます。声を上げて具体的に動けば手を貸してくれる人は出てくると思います。Kagayaさんがプロジェクトの体制からPukiWikiをリブートしてくれるのを楽しみにしています。

P.S
 技術的な面でいうと、書式の互換性だけ確保して、プラグインやスキンの互換性を捨てて、スクラッチから書き換えるのが私のオススメです。