Google App Engineは罠じゃないか?

Posted filed under ServerSide.

 「Google版EC2欲しいよねー」と昨日チャットで話していたら、いきなりGoogle App Engineがリリース。夢かとオモタ。  Google App Engineは、Googleが一般ユーザに提供するGoogle製サーバ環境。Googleが検索やgmailに使っている環境と同じ環境が使えるらしい。  Googleの舞台裏とも言える、GoogleのファイルシステムGFSや、超大容量データベースのBigtableが自由に使えるのは、非常に楽しそう。クロール用APIまで標準で提供されているのが、Googleらしい。  ただし、Amazon EC2とは違い、LinuxなどのOSを解放するのではなく、言語環境だけが提供されている。 いま公開されているのは、Pythonだけ。なので、Pythonで書かれたアプリケーションしか対応しない。 ほかの言語も対応する予定らしい。  MySQLとかPostgreSQLも用意されていないので、データベースはBigtableだけ。Bigtableはリレーショナルデータベースではないので、ほとんどのアプリケーションは、この辺を書き直す必要がありそう。  そのため、ほかで動いているPythonのアプリを、そのままApp Engineで動かすのは難しそう。 という訳で、Google App Engineでアプリを動かすには、データベースをBigtableにする必要があり、それはほかの環境では動かないわけで、Googleでしか動かせないアプリケーションになってしまう。  さすがにGoogle以外で動かせない環境で、プログラムを作ってサービスを立ち上げるのは、あまりにGoogleに依存していて怖いなぁ。  Googleとしては、これで面白いアプリが出れば、その作者をスカウトしたり、会社を買収したりするだろうし、そもそも、これによって多様なアプリケーションが出る事は、ユーザがネットに滞在する時間が増え、Googleにはメリットがあるんだろうなとは思うけど。  これ専用にガリガリとアプリを書いて、サービスするのは罠だと思うけど、自分用WikiEngineをインストールしたり、Plaggerを常駐させておくのには便利そう。  Plaggerを簡単にインストール出来て、ついでにBigtableにデータ突っ込んでRSS検索できるようなパッケージでないかなぁw p.s  乗り遅れたので、サインアップは出来ませんでした。ただいま順番待ち。