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 dRubyは専用のプロトコルを使って、リモートアクセス用のクライアントとサーバを構築しますが、NetworkFacadeを使うことで、HTTPを使ってRubyのオブジェクトのやりとりをすることが出来るようになります。
 dRubyを使ったことがある人なら、ほとんど同じように使うことができます。簡単なサンプルが、プロジェクトのページに記載されているので、ぜひ参考にしてみてください。
 こちらでも簡単なオブジェクトは試しましたが、まだ出たばかりなので、エラー処理などが正しく行われているかに不安が残ります。

 同時に既存のXML/RPCやRESTをオブジェクトにバインドすることもできます。
Wikipediaを呼び出すのは下記の様なコードになります。

#!/usr/bin/env ruby
require 'rubygems'
require 'network-facade'

class Wikipedia < NetworkFacade::REST::Client 'http://wikipedia.simpleapi.net/'
  mapping :keyword, '/api'
end

wikipedia = Wikipedia.new
wikipedia.keyword(:keyword => 'Ruby on Rails').root.elements.each("*/body") do |e|
  puts e
end

 ファイアウォールなどの都合で、HTTPを使って外部のRubyサーバと手軽に通信したいときにどうぞ。